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NHK杯女子は、史上に残るレベルの高い戦いだった。
フリーでみごとな逆転優勝を果たしたのは、16歳の紀平梨花となった。

 SPでは3アクセルの転倒で5位スタートだった彼女だが、フリー『Beautiful Storm』では冒頭で完璧な3アクセル+3トウループ、そして単発の3アクセルを成功。2度の3ルッツを含む6種類の3回転ジャンプを合計8回、クリーンに降りた。

 紀平は今シーズンのオンドレイ・ネペラ杯でもフリーで3アクセルを2度成功させ、2010年バンクーバーオリンピックの浅田真央以来の記録を作った。

 だがNHK杯フリーで秀逸だったのは、ジャンプだけではない。

 身体全体を伸び伸びと使った表現は、思わず見ていて引き込まれる気迫に満ちていた。すべてのエレメンツでプラスのGOEを得て、154.72を獲得。総合224.31で逆転優勝をきめた。

 日本の選手がシニアGPデビュー戦で優勝をきめたのは、今回の紀平が初である。